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 南大沢文化祭 南大沢フィルハーモニー 第16回定期演奏会

[日 時] 2023年11月19日(日)午後2時開演
    (午後1時半会場)
[場 所] 八王子市南大沢文化会館 主ホール
 電車:京王相模原線「南大沢駅」徒歩3分
 バス:京王バス「南大沢四丁目」徒歩1分
※専用駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用ください。

プログラム解説

ボロディン作曲「中央アジアの草原にて」

『中央アジアの草原にて』(ちゅうおうあじあのそうげんにて、ロシア語: В средней Азии、直訳:中央アジアにて)は、ロシア帝国の作曲家アレクサンドル・ボロディンが作曲した交響詩。


解説
1880年、ロシア皇帝アレクサンドル2世は即位25周年を迎え、これを記念してロシア各地で多くの祝賀行事が催された。そのうちのひとつに皇帝をめぐる事件を採り入れた活人画の上演があり、その伴奏音楽としてボロディンが依頼されて作曲に至ったのがこの『中央アジアの草原にて』である。この曲は、フランツ・リストに捧げられている。

初演は1880年4月8日(ロシア暦/新暦では4月20日)、サンクトペテルブルクにてリムスキー=コルサコフ指揮による。


構成
荒涼としたコーカサスの草原で、ロシア人と東洋人の交流の様子が描かれている。まず、ロシアを表す主題が呈示され、次に東洋風の主題がこれに答える。この二つの主題が対話しながら発展し、クライマックスでは二つの旋律が同時に重ねられる。ロシアと東方の歌がハーモニーを奏で、そしてやがて辺りは静まる。


「中央アジアの草原にて」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 最終更新 2022年11月29日 (火) 06:08 、URL: http://ja.wikipedia.org )より引用

プログラム解説

ウエーバー作曲 クラリネット協奏曲第1番

クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73(J.114)は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが1811年に作曲した、1作目のクラリネット協奏曲。ミュンヘンの宮廷管弦楽団のクラリネット奏者であったハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンのために書かれ、クラリネットをメインにしたウェーバーの一連の作品のうち最も有名なものである。

1811年4月5日、ウェーバーのクラリネット小協奏曲がミュンヘンにおいてベールマンの独奏と宮廷管弦楽団によって初演された。これを聴いたバイエルン国王マクシミリアン1世は大いに感動し、新たに2曲の協奏曲の作曲をウェーバーに依頼した。ウェーバーはただちに作曲に着手し、まず4月から5月にかけてヘ短調の協奏曲が書かれた。

初演は1811年6月13日、ミュンヘンにおいてベールマンの独奏、ウェーバーの指揮によって行われた。なお、第2番変ホ長調作品74はこの初演の後、同年7月に完成している。ウェーバーはベールマンに当分の独占演奏権を与えたと考えられ、出版は遅れて1822年に行われた。


編成
独奏クラリネット(B♭管)、フルート2、オーボエ2、ファゴット2、ホルン3、トランペット2、ティンパニ、弦五部

構成
古典的な交響曲の形式に従うが、緩徐楽章(第2楽章)では通例「遅く」などと指定されるところを「やや速く」と指定されている。また、全曲を通してリズムが支配的であり、快い速度で全曲を駆け抜けていく。

第1楽章 アレグロ ヘ短調 4分の3拍子 自由なソナタ形式
管弦楽の劇的な序奏に始まる。ここでの主題はクラリネットには扱われないが、主部においても活用される。憂いを帯びて始まり徐々に激していく第一主題、変イ長調で下降音階をもとにした第二主題はともにクラリネットによって提示される。再現部の第二主題は省略され、序奏の動機によるコーダになだれ込む。
提示部の終盤、143小節目にベールマンによる16小節の追加パッセージと短いカデンツァが残されており、よく演奏される。ウェーバーのクラリネット作品にはベールマンによるこのような大小の変更が多く残り、1869年に息子カール・ベールマンの提供した譜面を基にした新版が出版されて以降、長らく正統的な版と考えられてきた。ウェーバーのオリジナル譜を復元する試みがなされるのは1954年のブライトコプフ・ウント・ヘルテル社の版以降のことである。

第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ ハ長調 4分の4拍子 三部形式
弦楽の伴奏に乗って、クラリネットが穏やかな旋律を歌う。中間部は劇的な表情を見せ、クラリネットの奏する16分音符とオーケストラが対比される。《魔弾の射手》を思わせるホルンの三重奏とクラリネットが絡む楽節を経て、冒頭に戻る。

第3楽章 ロンド、アレグレット ヘ長調 4分の2拍子
クラリネットによる特徴的なリズムのロンド主題に始まり、豊富な楽想が入れ替わり立ち替わり現れる。クラリネットの技巧が存分に発揮されるフィナーレ。


「クラリネット協奏曲第1番 (ウェーバー)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 最終更新 2021年7月24日 (土) 15:58 、URL: http://ja.wikipedia.org )より引用

プログラム解説

ブラームス作曲 交響曲第2番

ヨハネス・ブラームスの交響曲第2番ニ長調作品73(ドイツ語: Symphonie Nr. 2, D-Dur op.73)は、1877年に作曲された。第1交響曲とは対照的に伸びやかで快活な雰囲気を示すが、構成的にも統一が見られ、音楽の表情は単純でない。ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」にたとえられ、「ブラームスの『田園』交響曲」と呼ばれることもある。


作曲の経緯など
1877年6月、ブラームスは南オーストリアのケルンテン地方、ヴェルター湖畔にあるペルチャッハに避暑のため滞在、第2交響曲に着手し、9月にはほぼ完成した。10月にバーデン=バーデン近郊のリヒテンタールに移り、そこで全曲を書き上げている。4ヶ月間の作曲期間は、第1交響曲の推敲を重ねて20年あまりを要したのと対照的だが、第1交響曲の作曲中にも準備が進められていたという説もある。

ブラームスは、ペルチャッハから批評家エドゥアルト・ハンスリックに宛てた手紙に「ヴェルター湖畔の地にはメロディがたくさん飛び交っているので、それを踏みつぶしてしまわないよう、とあなたはいわれることでしょう。」と書き送っている。その後、ブラームスは2年間続けてペルチャッハで夏を過ごし、この地でヴァイオリン協奏曲やヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」などが生み出された。ブラームスの親友のひとりである外科医のテオドール・ビルロートは、第2交響曲に接して「ペルチャッハはどんなに美しいところなのだろう。」と語ったとされる。


初演
1877年12月30日、ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された。この初演は大成功で、第3楽章がアンコールされた。翌年9月にブラームスは故郷のハンブルクに招かれ、自身の指揮によって再演を果たしている。

楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ一対、弦五部。

ブラームスの他の交響曲で使われているコントラファゴットが使用されず、第2番だけにチューバが使われているのが特徴的である。

楽曲構成
第1楽章 Allegro non troppo
ニ長調、3/4拍子。ソナタ形式(提示部反復指定あり)。冒頭に低弦が奏するD-C#-D(ニ-嬰ハ-ニ)の音型が全曲を統一する基本動機となっている。ホルンが牧歌的な第1主題を出し、木管がそれに応える。ヴァイオリンが基本動機に基づく明るい旋律を歌う経過句ののち、チェロが第2主題を奏する。この主題の冒頭は「ブラームスの子守歌」として親しまれている子守歌 op.49-4を嬰ヘ短調にしたものを基にしており、イ長調へ向かう。提示部には反復指定があるが、あまり実行されない。展開部では、主として第1主題を扱い、経過句や基本動機も加わる。第1主題に基づくトロンボーンの響きが次第に高まってクライマックスを築く。緊張が緩んだところで再現部となる。コーダでは、独奏ホルンや弦楽の幻想的な響きが聴かれ、木管が基本動機に基づく旋律を示し、次第に弱くなって結ばれる。「沈みゆく太陽が崇高でしかも真剣な光を投げかける楽しい風景」(クレッチマー)と表現されることもある。

第2楽章 Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso
ロ長調、4/4拍子。自由なソナタ形式。

第3楽章 Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I
ト長調、3/4拍子。ABABAの形式。Aはチェロのピチカートに乗ってオーボエが吹く主題。基本動機の反行形である。Bは2/4拍子でテンポが速くなるが、主題自体はAの変奏で弦が奏する。二つめのBは3/8拍子に変えられている。

第4楽章 Allegro con spirito
ニ長調、2/2拍子。ソナタ形式。


「交響曲第2番 (ブラームス)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 最終更新 2022年12月30日 (金) 20:04 、URL: http://ja.wikipedia.org )より引用

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